ファンタジー?というよりはなろう系?みたいのもBingAIさんにSSとしての執筆を挑戦させてみました。 異世界に無職中年が転送され無双できるのでしょうか?
ちなみに、最初に主人公は無職中年でお願いしますと設定を伝えたら「なろう系SSを執筆するにあたり無職中年だと主人公に向いていません。何か特色や特技を持たせましょう」みたいな身も蓋もないことを答えてきました。BingAIさん容赦なさすぎです。やっぱりAIに人の心は分からないんですよ!
とはいえそこは諦めず頑張って執筆してもらいました。
ワイ君は無職中年。特技もいい所も何もない。 そんなワイ君がある日、街をぶらぶらしていたら見慣れない扉が目に入った。 扉には「異世界転送サービス」と書かれていた。 「なんだこれ?」 そう思い思わず扉を開けてみると、そこは見慣れない風景が広がっていた! 「えっ!?」 驚くワイ君だが、思わず足を進めてしまったらすぐに扉が閉まってしまう。 「うそっ!やばいやばいやばい!」 パニックに陥るワイ君。必死に扉を開けようとするが扉は消えてしまった。 周りを見渡すとそこはいかにもなファンタジー風景だった。 「これって異世界転生ってやつ?!いや、俺は死んでないんだから異世界転送か?」 と妙なところで冷静になってしまうワイ君だった。 だが、そんなしょうもないことを考えていたら目の前に魔物が現れてしまう。 「あっこれやばいかも.....」 ワイ君は少しずつ後ずさるが時すでに遅し。 「グォォォォオオオオオ!」 「ひぃ~っ!!」 必死で逃げるワイ君!目の前に誰かいる。 そこに現れたのは女戦士と女僧侶のパーティーだった 後から分かるが名前はエレナとリリアン。 彼女たちは魔物から逃げるワイ君を見て助けてくれることにした。 「ありがとう!助かったよ!」 感謝するワイ君 「どうしてこんな危険な場所に一人で来たの?」 エレナが尋ねる。 「実はさ、俺さ、異世界転送されちゃってさ.....」 説明するワイ君。 エレナとリリアンはお互いに顔を見合わせて、この男は何を言っているのだろうかという顔をした。 ~ 説明中 ~ 話を聞いてワイ君はこの世界がドラゴンクエストの世界に似ていることに気付く。 「ドラゴンクエスト?それは何?」 エレナは尋ねる。 「それはさ、俺の元の世界で有名なゲームでさ.....」 説明するワイ君。 エレナとリリアンは興味深そうに聞くが、魔物の群れが近づいてきたことに気付く。 「早く逃げましょう!」 エレナとリリアンは叫んだ。 「ああ!またかよ!」 ワイ君は運動は苦手だが必死でエレナとリリアンについていった。 三人は必死に走り出すが、魔物の数も多く追いつかれそうだった。その時、目の前に村が見えてきた。 「あそこだ!村だ!」 エレナは指し示す。 「助かった!」 喜ぶリリアン。 「よし!行ける!」 力を振り絞るワイ君。 三人は村まで辿り着き、なんとか魔物から逃れることができた。 村では村長から歓迎される三人だったが、村人の数が少なかったことに気付く。 事情を聞くと、最近魔物の攻撃が激しくなり、多くの村人が連れ去られてしまったらしい。 エレナとリリアンは助けに行こうと決意する! しかしそこでワイ君は反対する! 「待って待って!それ危険じゃない?俺知ってるよ!この展開だったら女二人で行っちゃダメだよ!絶対やられちゃうよ!」 エレナとリリアンはワイ君の言葉に呆れる。 「何を言ってるの?魔物にやられるなんてありえないわ!」 とエレナは言い、 「そうよ!私たちは強いのよ!あなたはただの無職中年でしょ!」 と事実を陳列するリリアン。 ワイ君は悔しがるが、反論できない。 「それに、あなたも一緒に行くんだから!」 エレナはとんでもないこと言い出す。 「えぇ.....っ!?なんで!?」 驚くワイ君! 「だって、あなたは男でしょ!助けてくれるのが当然でしょ!」 言うリリアン。 「駄目だよ!最近は男女の格差をなくそうというのがグローバルな動きなんだ、男だからとか女だからとかいう決めつけは駄目なんだよ!」 なんとか行く必要が無いよう説得しようとするが意味不明なことを言うなとワイ君は押し切られてしまう。 「とほほ。まあここに居たところで他に行くところもないし。仕方ないか.....」 嘆くワイ君 三人は村長から魔物の居城の場所を教えてもらい、出発することにした。 居城に着くと、ワイ君は目を見張った。 「これって.....バラモス城じゃねぇか!」と 叫ぶワイ君! 「バラモス城?何それ?」 聞くエレナ。 「それはさ、ドラゴンクエスト3の大ボスが住んでる城だよ!」 と興奮気味で説明するワイ君。 エレナとリリアンはまたワイ君が意味不明なことを言ってると思うが、無視することにした。 「さあ、行きましょう!」 「頑張りましょう!」 エレナとリリアンは気合を入れる! 「やめてくれよ.....」 とつぶやくワイ君 三人は城に入ると、すぐに魔物に襲われた 「きゃあ!」 「やっ!」 「ほらぁ!」 とそれぞれ三者三様に叫ぶ! エレナは杖で魔法を使い、リリアンは剣で斬りつける。 ワイ君は何も持っていないので、素手で殴るしかない。 「今更だけどこれでどう戦えと?!」 ワイ君のセルフツッコミが冴えわたる。 しかし、魔物は強くて、三人は苦戦する 「これじゃあ勝てないよ!」 エレナが言う。 「当たり前定期!?」 訳の分からないことを叫ぶワイ君。 「諦めるな!とりあえず引くぞ!」 リリアンは叫ぶ。 三人は必死に逃げるが、魔物は追ってくる。 やがて、三人は行き止まりに追い込まれた。 エレナとリリアンは諦めるか!という顔をしているが打開策が見当たらない。 「ここで終わりか.....」 ワイ君はとっくに諦めていた。 その時、突然天井が崩れてきた。 大きな岩が落ちてきて、魔物を押しつぶした。 「うおっ.....まじかよ.....」 ワイ君は思わず呟く。 エレナとリリアンも驚いた。 「奇跡です!」 「神様のお恵みです!」 エレナとリリアンは大喜びだ。 「ええんか、こんなんで。」 ワイ君は少し呆れる。 三人は岩の下から魔物の死体を見て、安堵する。 そんな中、ワイ君は岩の下から何か光るものを見つける。 「でも、これは何だ?」 ワイ君はそれを取り出す。 それは銀色の剣だった..... 「これって.....ロトの剣じゃねぇか!」 叫ぶワイ君! 「ロトの剣?何それ?」 エレナは尋ねる。 「それはさ、ドラゴンクエスト3で最強の装備の一つだよ!」 興奮気味に説明するワイ君 エレナとリリアンはまた意味不明なことを言ってると思うが、無視することにした。 「じゃあ、おまえが使えばいい!」 リリアンは言った。 「えっ!?俺が!?」 驚くワイ君。 「だって、あなた男でしょ!ロトの末裔でしょ!」 エレナも賛同した。 ワイ君は納得できないが、押し切られてしまう。 「まあ剣なんか今まで一度も持ったことないけど丸腰よりはいいか.....」 嘆くワイ君。 ワイ君は剣のグリップをしっかり握った。すると 「すごい!なんだかよく分からないけど不思議と力が湧いてくる気がする!」 感動するワイ君! 「素敵です!あなたは本当にロトの末裔です!」 「カッコいいです!あなたは本当に勇者です!」 エレンとリリアンはワイ君を褒める。 「ありがとう、あまり感情が籠っているようには感じないけど!」 ワイ君はとりあえずこれで何とか戦える気がしていた。 三人はロトの剣を手に入れたことで、勇気が湧いてきた。 「さあ、行きましょう!魔物の王を倒しに!」 「そうよ!私たちは強いのよ!」 エレナとリリアンは気合を入れ直す! 「まだ早いよ!とりあえず命大事にでお願い!」 ワイ君は懇願する。 ワイ君はバラモス城の地図を持っている。 それはドラゴンクエスト3の攻略本から切り取ったものだ。 「何それ?」 エレナが尋ねる。 「いや、俺も正直よく分からないけどなぜかポケットに入っていたんだ。さっき気づいた。たぶんこれが俺の異世界転生ならぬ転送時に得た能力なんだ!」 ワイ君は一人で興奮している。エレナとリリアンはもうワイ君の挙動不審さには慣れたようだ。 ワイ君はその地図を見ながら、案内をした。 「ぶっちゃけプレイしたのはもうずいぶん前だから覚えてねぇな.....」 ぶつぶつ言いながら案内するワイ君 「どうしてそんなに道がわかるの?」 「気持ち悪いわね」 エレナとリリアンはワイ君に尋ねる。 ワイ君は暴言に関しては無視して安全そうな場所を選びながら案内した。 道中魔物にも出会うものの何とか切り抜けつつ、ついに最深部に到着した! そこには巨大なドラゴンが待ち構えていた それはバラモスだった! 三人はバラモスを見て、驚く。 「これが魔物の王か.....」 「恐ろしいわ.....」 エレナとリリアンは恐れおののく。 「やばいよ!このドラゴン?つーか魔王は強いんだ!」 興奮気味に話すワイ君! ワイ君はバラモスのことを知っている。 それはドラゴンクエスト3の大ボスだ。 ワイ君はその攻略法を覚えている。 「みんな、聞いて!俺はこいつが次に何をするのか大体想像がつく!」 ワイ君はエレナとリリアンに向かって叫んだ。 「本当ですか?」 エレナはびっくりする。 「信じて!俺はこの世界のことを知ってるんだ!」 答えるワイ君。 エレナとリリアンはまた意味不明なことを言ってると思うが.....ここはさすがに信じることにした! 三人はバラモスに挑むことにした。 ワイ君は攻略本や記憶を頼りにバラモスの行動パターンをエレナとリリアンに伝える。 「すごい!これだけ行動が予測できるならいくらでもやりようがあるよ!」 「ワイ君!少し見直しました!」 エレナとリリアンはワイ君の指示を聞きながら適切に行動する。 「ありがとう!少し見直した件については今までどう思っていたのか後で問い正すよ!そこ!メラゾーマが来る!」 ワイ君も負けじと動きつつ、バラモスに攻撃を入れる。 バラモスに着実にダメージを与えていくが決め手に欠けていた。 「くそっやっぱりゲームとは違うのか。行動は予測できるし攻撃を入れることもできるけど相手が倒れる気配がない!」 「このままだとこっちの体力が尽きるのが先だ」 ワイ君は焦り始める。 エレナとリリアンにも疲れが見えていた。 しかし、それは突然起こった。バラモスが怒り出したのだ。 バラモスはいきなりメガンテを唱えた! 「えぇ!そんなの知らない!やばい!!」 ワイ君は何とかエレナとリリアンを庇おうとするが足が遅くて追いつけそうになかった。 エレナとリリアンもバラモスが何をしようとするのか察して防御態勢に入る。リリアンはエレナに被さっていた。 「もう駄目だ!!!!」 ワイ君は目を瞑って丸まった。 バラモスが光り輝く! ・ ・ ・ 「あれ?」 辺りを静寂が包んでいた。 バラモスは光り輝いたまま悲鳴をあげて消滅していた。 「不...不発?!!」 ワイ君は驚く。 「どゆこと?」 「みんな無事かい?」 エレナとリリアンも起き上がる。 ワイ君もよく分からないが思わずエレナとリリアンに向かって頷く。 「これって、もしかして私たち勝ったの?!」 「やったなエレナ!」 抱き合う二人。 「やった!魔物の王を倒したわ!」 「すごい!私たちは最強よ!」 エレナとリリアンは興奮している。 「なんだよ!こんな簡単に倒せるなら、最初からやれよ!」 ワイ君も思わず叫んだ。 三人はバラモスを倒したことで、世界中に平和が戻ったらしいことが分かった。 人々は三人を勇者として讃えた びっくりしたのはその後、エレナとリリアンは実はそれぞれの国の王女だった! 「いやぁ~まさか王女様とは。つーか王女様にあんな危険な冒険させてたのかよ。」 相変わらずのセルフツッコミをするワイ君。 ワイ君は異世界に残ることにした、というか残るしかなかった。帰り方分からないし。 「さあ、別れの時ですね」 エレナが言う。 「ありがとう。あなたのおかげで私たちは幸せになれました」 リリアンも穏やかな笑みを浮かべていた。 「いやいや、こちらこそ。でもさ、もう少し一緒にいてくれないか?」 ワイ君は懇願する。 「ごめんなさい。私たちはそれぞれの国に帰らなければいけません」 エレナは言う。 「あなたはこの世界で自分の幸せを見つけてください。私たちは忘れませんよ」 リリアンは穏やかな笑みを浮かべていた。 「でもさ、俺はあなたたちが好きだよ。一緒にいたいよ」 諦めずに懇願するワイ君。 「ありがとう。でも、私たちは王女です。国のことを考えなければいけません」 エレナが言う。 「それに、あなたは元の世界に帰る方法を探すべきです。もしかしたら、どこかに扉があるかもしれません。」 リリアンは穏やかな笑みを浮かべていた。 「そんなの関係ないよ。俺はこの世界で生きることを決めたんだ。あなたたちがいればそれでいいんだ」 ワイ君 涙を流しながらエレナに抱きつこうとするが、エレナはそっと身を引く。 「.....」 ワイ君は諦めずにリリアンに抱き着こうとするが、リリアンもそっと身を引く。 「.....」 「ごめんね。これが最後の別れです」 エレナとリリアンは馬車に乗り込む。 「待って!行かないで!マジで!!」 叫ぶワイ君。馬車を追おうとするが、騎士に止められる。 「お前はもう関係ない男だ。二度と姫様に近づくな!」 ワイ君は地面に投げ出される。 「ぐぇ!」 馬車はそのまま遠ざかっていく。 ワイ君はその場に泣き崩れる。 「なんだこの展開、あり得ねぇだろ!!」 その後、しょうがないからワイ君はエレナとリリアンと別れた後一人で旅を続けた。 彼は異世界に来てから、ずっと元の世界に帰る方法を探していた。 しかし、どこにも見つからなかった。 彼はこの世界に閉じ込められてしまったのだろうか? 彼は諦めなかった。 彼はいつか元の世界に帰ることを信じていた。 彼はドラゴンクエスト3の攻略本を持っていた。それが彼の唯一の手がかりだった。 彼はその攻略本を見ながら、この世界の秘密や謎を解き明かそうとした。 彼はロトの末裔という設定でとりあえずなんとか冒険者として生きていった。 彼はこの世界で強くなっていった。少なくとも生きるために無職ではなくなった気がする。 彼はこの世界で友達や仲間を作っていった、恋人は不思議と出来なかった。 「いや、恋人はできてよ!」 とセルフツッコミをする毎日。 それなりに色々なドラマがあり彼はこの世界で幸せだったと思う。けど.... 「母さんと父さん元気かなぁ.....悲しんでくれてるかな?」 と思う日があったりなかったりでした。 おしまい
個人的にはかなり気に入ってます。加筆修正した箇所もかなり多いです。けれど加筆修正をできるくらいには土台を出力してくれるのは心強いです。 ちなみにタイトルもBingAIさんにいくつか候補を出してもらって切り貼りして作りました。 ワイ君にはぜひ幸せになって欲しいですね。
アシスタント、あるいは編集さんのようにBingAIを使えばこの調子なら長編も行けそうですね。 このブログは読者がほとんどいないですが、読む人が増えるなら挑戦してみたいとも思ってます。